大会は3ブロックに分けて予選リーグを戦い、それぞれの順位に分かれて順位リーグをする方式でした。美晴はCブロックですね。
初戦は大和市の草柳SC。たぶんこれまで対戦したことない気がします。どんなチームなんでしょうね。
さてはじまってみると試合はほぼ一方的な展開となりつつもなかなか点が入らない時間帯が続き、結局0-0のまま前半を終えてしまいます。ゴールキーパーの選手も暇そうだ・・・。
後半も攻めてはいるものの何か入らない・・・。攻撃に厚みがないんですよね~。
そういった中でも後半途中、ペナルティエリア中央すぐ外と絶好な位置でフリーキックを得ます。その位置で壁二枚は少ないでしょう、と思ってる間にようたの正確なインサイドキックがネットを揺らし、ようやく先制です。
その直後にはPKをしっかりエースが決めて追加点。このまま試合終了で初戦をものにしました。
美晴SC 2-0 草柳SC ようた1得点
二試合目は鶴ヶ峰SC。以前三年生のときに招待カップに呼んでもらったチームですね。このときはポジションも一列前だったのでたくさん点を取ってたころです。 あの頃は良かった。
当時の様子はこちら。
この試合は比較的テンポよく得点を重ねていきます。そして2-0で迎えたフリーキックのチャンス。左サイドでちょっと遠目の位置ですがようたなら射程圏ですね。と思ったらキーパーの正面に飛んでしまいました ・・・が何故か入って3-0で前半を折り返します。
後半も一方的な試合になりましたが、代わって入った選手が躍動します。
ただ、あともう少しということで残念ながら得点はできませんでしたが、一生懸命ボールを追ってました!
そして後半にもようたはこの試合2点目をミドルシュートで得点し、この日3得点目となりました。1試合でのマルチ得点は7月の座架依CUPでフリーキックのみでハットトリックしたとき以来ですかね?
美晴SC 5-0 鶴ヶ峰SC ようた2得点
予選リーグを1位抜けして次はいよいよ順位リーグです。
順位リーグも総当たりで初戦の相手は鳶尾JSCです。6月に招待カップに呼んでもらったチームですね。このときはエースとゴールキーパー不在という苦しい布陣ながら何とかPK戦で勝利しました。きっと相手チームはリベンジに燃えているでしょうね。
試合に入ると足の調子が悪く予選を休んでいたフォワードの選手が出場し活躍します。前半に1得点、後半にはエースが退いたあとのPKを任されこの試合2得点です!サイドの選手もキーパーの頭上を越す技ありゴールで得点し、見事勝利をものにしました。
美晴SC 3-1 鳶尾JSC
最後の試合は勝った方が優勝となる重要な一戦になりました。対戦相手は新磯FCという相模原市のチームのようです。これまた初対戦ですね。はじまってみると球際に激しさを求めるチームみたいです。気持ちが入るのはいいですね。
さて試合開始直後は相手選手のプレッシャーが厳しくなかなか思うようにプレーできていないように見えます。ようたもプレーと関係ないところでちょいちょいちょっかい出されてますね。ボール奪取で体を入れた際にも背中から押されてちょっとやりづらそうにも見えますが、倒れず踏ん張ってます。そう、それくらいで倒れちゃダメですね。
技術的には勝っているので落ち着いてプレーしましょう。
ただ、やはりリズムは崩れているのか、なかなか攻撃参加が思うようにできません。最終ラインで一度奪われてピンチを招いたところでリズムを崩してしまったのかもしれません。このときはゴールキーパーの選手に救われました!いやー、何という反射神経。
そういった中でもペナルティエリア付近から相手選手のプレッシャーが来ないと見るやスルスルとドリブルであがり左足のシュートを放ちます。惜しくも枠を捉えることができませんでしたが、こういったシーンをもっと増やしていけるといいですね。この試合はミドルシュートも少なかったかな?
試合はというと、前半に1点、後半に2点と着実に加点し、最終的には危なげなく勝利し、今期六つ目のタイトルを手にしました!!
美晴SC 3-0 新磯FC
大会を終えて思うことは・・・、やはりこの戦い方は一見攻撃的なフォーメーションに見えて、その実あまり機能してない気がします。2トップ頼みの放り込みばかり・・・。
ひと昔トップ下を置かないチームが使っていたボックス型の4-4-2、それの8人制アレンジ版でもイメージしているんでしょうか。でも残念ながらサイドを起点にするような戦い方をしていないのでこれでは難しいでしょうね。
サイドには小柄なテクニシャンにパワーヒッターと特徴ある選手がいるので、どうするともっと生かせるんだろう。8人制に2トップは無理があるんでしょうね~。
もしサイドを起点にしたいなら1トップの下に2枚並べるような配置になるのかもしれませんが、このチームのメンバー構成ではちょっと難しいかなー。
そして1バック・・・、これが一番難しい。現状は実質ちょっとカバー範囲の広い2バックに懐かしのスイーパーという3バックに見えます。私が子供の頃には4バックのうちセンターバック2人が縦にならんでストッパーとスイーパーなんて言われてましたね。懐かしい昭和な感じ。
ということで中盤がほとんどなくなるので、そりゃー放り込みになりますよね。ある意味自然な流れ。
相手が格下の場合には、ラインが(意図してる訳ではないですが)自然と上がるのでボランチ二人も攻撃参加が多くなり一見よく機能しているように見えますが、力量が近かったり格上だったりすると、ラインが下がり攻撃陣と守備陣が完全に分割されてしまいます。
とフォーメーション的なことについてちょこっとだけコメントしてみましたが、本当に大事なのはフォーメーションではなく、個々の個人戦術が足りてないことな気がします。
フォーメーションなどチームの約束事も、チームが強くなればなるほど大事だとは思いますが、そもそもにおいて基本やセオリーがしっかり分かっていないとそれも難しいでしょう。
例えば攻撃面で言うと、
- ボールホルダーに対するポジションの取り方
- ボールの受け方
- フィニッシュへの持っていき方
スクールではさんざん練習してそこではできるいるようたもなぜかチームでは微妙にできていないことも多い。 なので結局は大きく前に蹴るしかなるなるのも必然ですね。
慌てず落ち着いて丁寧にやればもっと繋いでビルドアップできるはずですし、2トップもどちらかが受けに降りてくるなりすれば必ずしもトップ下がいなくてもボールはもっとまわせる気がします。
サイドの選手はもっとワイドにポジションを取り、ピッチを広く使えば中央の選手にもスペースが出来てプレーがしやすくなる。中途半端にしぼってスペースをつぶしてしまっていることに気を付けなければいけないですね。
そしてフィニッシュに向けてのイメージ。後ろから来るボールを前向きにトラップやシュートをするのは大人でも難しい、できるだけ前を向いてシュートが打てるようなシーンを多く作るイメージをもっと持ってほしいですね。バディなどの強豪チームはそこがうまいと感じます。サイドをえぐってゴールライン際からFWに折り返したり、FWの落としをMFが打つなど。
またようたらのボランチはサイドの選手がえぐったときに、もっとゴール前に飛び込まなくてはいけません。パスを出したら「見ちゃってる」ことがちょっと多い印象を受けます。
あれではせっかくサイドの選手が頑張っても中の枚数が足りなくてチャンスにはならないでしょう。
また守備面で言うと、
- ボールホルダーの追い込み方
- マークのつき方
- 体の当て方
ただもっと選手間の連携を深めるべきで、最後列の選手はどっちのコースを切ってほしいか、ちゃんと指示を出さなくてはいけませんね。
あとは、もっとしっかりと体を当てて、相手に自由なプレーをさせないように気を付けることも大事でしょう。簡単に振り向かせてしまうことが多い印象です。
これらの話はフォーメーション以前の個々の問題でしょう。逆にいうとこういった面を伸ばしていけば、このチームはまだまだ強くなると思います。
走って体力をつけるのも悪いことではないですが、やはりもっとボールを使った練習をして、プレッシャーの中でも正確にボールコントロールや判断ができる選手になってほしいですね。
何か久しぶりに試合の記事を書いたら長くなってしまいました。
こうやって子供の成長を記録するのもあと何年かな~。