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2019年2月24日日曜日

チャレンジについて考える

最近ヨウタが怪我してるためジュニアユース観戦してないので暇。笑(仕事は忙しいけど。)
なのでふと思い立ったので今日は「チャレンジ」について考えてみます。

自分の中の結論から言ってしまうと、やっぱり技術をしっかり身に付けておくことが大事。えっ?何がチャレンジの話だって?


よく見聞きするのが、「日本人は形ばかり練習するからダメ」とかありますよね。たぶんそこだけ切り取られるからおかしいんですよね。最初はやっぱり基本の形がしっかりしないと。

例えば左足が苦手なのに左に持ち出してシュートする。これってディフェンダーに誘われてるだけですよね。そう考えると自分の形を持つことって重要かと思います。
日本的な考え方なのかもしれませんが、そういう文化で成り立ってもいいじゃないかと。空手や柔道だって型の練習は大事にしてるんじゃないですかね。

そのうえで駆け引きで如何に自分の形に持っていけるようにするか。ここを磨くにはどうすればいいか。そこが日本人の課題ですかね。

ただこれはあくまで例なので両足蹴れるようにちゃんと練習しないとね。


要するに自分の得意な形は練習で少しずつ積み重ねていく、そしてその得意な形を少しずつこれまた練習で増やしていく、それによって駆け引きで使う引き出しの数が増えていく、ってことなのかと思います。


いきなり話が逸れていきましたかね。

話を戻して、ディフェンスラインや三列目からの縦に入れるパスについて考えてみます。
いろんなチームの試合を観ていると、どんどんディフェンスラインから最前線にボールを入れていくことに「ナイスチャレンジ」と聞こえることがあります。はたしてそうなのかな?

もちろんスペースが見えていてゴールまでのシナリオが描けているパスを出すならば、それはもしミスになってしまってもナイスチャレンジかと思います。
でもパスが通ってもゴールに直結できなかったり、数的優位も作れなかったり、ただ前線の味方を狙ってるだけでゴールまでのシナリオが描けていないパスはチャレンジではないかなと。距離があれば失敗するリスクも高いし、パスが通ってもゴールまでの距離も遠く数的不利であればそれはそれでリスクですしね。

また前半の話と同じく、しっかりとしたキック練習なしには精度の高いパスがフォワードに供給されることもないですよね。ましてや針の穴を通すような精度でなければ通らないようなパスを狙い続けるのもそれはそれで違うかなと。
最近、前日本代表監督のころから縦に早いサッカーという言葉がよく出てくるようになりましたが、こういった縦パスもチャレンジでも何でもなく無謀なパスじゃないかなと。

やっぱりしっかり相手を崩して縦に入れるチャンスを見定めて、しかるべきタイミングで縦に入れる。こういったことが出来なければ小学生の縦ポンサッカーと一緒になっちゃう。

ヨウタにはこういったことも含めて試合をコントロールできる司令塔になって欲しいですね。

ただ一時代前のクロップ監督のドルトムントはゲーゲンプレスを持って違うアプローチをしてましたね。ボールロスト前提でいろいろ考えていく。これはそういった狙いを持ったチャレンジの連続がある意味戦術なんですよね。


まとまりのない話になってしまいましたが、やっぱり相手ゴールから遠いところでのチャレンジってリスクが高いのでそんなに連発するものではないんじゃないかと思いますね。できるだけ相手ゴールに近いところでここ一番のプレーを出せるよう常に考えてプレーすることが大事なのかなとも改めて思う今日この頃でした。

何か自分に言い聞かせて、もっと練習しなければという感じになってきました・・・。笑


最後に余談ですが、シュートを打つと必ず「ナイスシュート」っていう声が聞こえてくることってありませんか?今日の話とも関連しますが無謀なチャレンジのもとに枠にもいかないシュートは「ナイス」なのか?日本人はもっと叱咤と激励を使い分けることも学んだほうがいいのかもしれないと思ったりします。
自分も人のこと言えないですけどね。