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2015年7月31日金曜日

平日練習でのパス練習

先週日中用事があり一日会社をお休みしたので夜のチーム練習を覗きに行きました。
週末の練習内容とはちょっと違う感じですね。その中で気になった練習にふれてみましょう。

五人一組で正方形を作っています。どうやらパス練習のようですね。対角の選手にパスを出し受ける選手は中央までもらいに行きワントラップして右の選手にパスをしつつ左側にバックステップで移動する、そんな流れですね。

図解すると以下のように右下には二人の選手がいます。



そしてこのように左上の選手から右下の選手に合わせて中央にパスを出します。


中央で受けた選手は右上の選手にパスを出すために「その方向に」トラップします。


パスを出した選手はボールの行方を見失わないようにバックステップで左下に移動します。
次に左下の選手が同じように真ん中でパスを受け、右下の選手にパスを出し、左上に移動します。これを順次繰り返していきます。

しばらくながめていて思うのは、みんなただ決められた流れをこなしてるだけなんですね。
せっかくの練習時間を意味のあるものにしないともったいない。
やはりこういう練習は試合のシチュエーションと合わせての説明がないと、あまり意味のない練習になってしまいますね。単なるインサイドキックとトラップの練習だったら二人でやったほうが回数こなせますしね。

さてこの場合、いろいろシチュエーションは考えられるかとは思いますが、とりあえずようたに話したのは二つのシーンを題材にしてみました。

まず一つは前線の選手がボールを受けに下がるシーン。攻撃方向が下側と想定すると実際には左サイドから下がりながら受けようとする場合、ディフェンダーを引き連れている可能性がありますよね。なのでしっかりとそちらを確認してディフェンダーをブロックするもしくは離れるようなイメージでトラップしなければいけません。またボールを落としたあとも、スピードアップするのか、いったん外に膨らむのかでステップの仕方も変わるはずです。

次にボランチなど後ろの選手がフォローにいくシーン。攻撃方向が上側と仮定してみましょう。この場合上がりながらボールを受ける訳ですから図の上方向からプレッシャーを受ける可能性がありますよね。それを外して逆サイドの選手にボールを渡すことになりますので、ポゼッションしていくのか縦にテンポアップするかで、受け手の手前側にパスを出すべきなのか、裏のスペース寄りにパスを出すべきなのかが変わってくるかと思います。

微妙な敵味方のポジショニングでこれが正解!というものがある訳ではないと思いますが、こういったシチュエーションをイメージして練習するしないでは身に付ける効果が違うかなと思います。
先日読んだ記事がまさにそれにあたるかなと。

とは言え、ようた的には全般的な印象として週末の練習より楽しかったらしい。何となくだけど、たまたま人数少なくてたくさんボールさわれたからかな?なんて思ったりして。