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2014年3月1日土曜日

MinGWの64bit版を準備

先日JuliusのDLL化までは試しに実施してみた。でも動くかどうかの確認ができていない。本来はC言語のレベルで確認すべきところでしょうが、遊びで試しているのもあるので今回の目的であるJavaの環境でいっきに試してみようと思ったところで、自分のパソコンにセットアップしているJavaが64bit版であることに気づく。

さてどうしようか。やっぱりJuliusを64bitでビルドしてみようかな。
ということでまずはMinGWの64bitをインストールしてみることにします。

1. ダウンロードと配置

まず以下のサイトから探します。ビルド済みのバイナリがあるといいなー。
メニューの「Mingw-builds Project」の「Windows 64」のリンク先に移動し、私がダウンロードしたときは4.8.2が最新でしたのでそのバージョンにします。
今回私はthread-posixのseh(Structured Exception Handling)を使います。あまり調べていないので特に選んだ理由はありません。ということでダウンロードしたのは以下のファイル
  • x86_64-4.8.2-release-posix-seh-rt_v3-rev2.7z
今度はMSYSも欲しいので準備します。でもMSYSはまだ64bitの整備が整っていない気配がしますね。とりあえず以下のサイトからゲットすることにします。
「External binary packages (Win64 hosted) / MSYS (32-bit)」に移動して、私は以下をダウンロードしました。
  • MSYS-20111123.zip
mingw64を\bin直下に配置し、msysは32bit版にならってmingw64の直下にmsys\1.0を作成し、その中に展開したmsys直下のフォルダ/ファイル類を配置しました。

2. 環境整備

次に使いやすくしておきます。Linuxの文化になじんでいないためあまりよくわかりません。とりあえずいろんなサイトみて、以下のような準備をしておきました。
  1. minttyを使ってみようかと思いますので「--mintty」で起動するショートカットを作成。
  2. HOMEディレクトリを変更する場合、環境変数HOMEに指定するとシェルが起動したときのホームが変わります。
  3. 日本語表示と入力に対応したいので.inputrcの該当箇所を以下に書き換えます。
    set kanji-code sjis
    set output-meta on
    set convert-meta off
  4. マウント設定してパスを参照しやすくします。
    C:\bin\mingw64\msys\1.0\etcにfstabファイルを以下の内容で記載します。(サンプルファイルが同フォルダにありました。)
    C:/bin/mingw64 /mingw
  5. 最後に環境変数とかの設定。まずは.profileにこの程度で。
    alias ls='ls --color=auto --show-control-chars'
    PATH=.:/mingw/bin:/bin:
なお主に参考にさせていただいたサイトはこちら。