さてどうしようか。やっぱりJuliusを64bitでビルドしてみようかな。
ということでまずはMinGWの64bitをインストールしてみることにします。
1. ダウンロードと配置
まず以下のサイトから探します。ビルド済みのバイナリがあるといいなー。メニューの「Mingw-builds Project」の「Windows 64」のリンク先に移動し、私がダウンロードしたときは4.8.2が最新でしたのでそのバージョンにします。
今回私はthread-posixのseh(Structured Exception Handling)を使います。あまり調べていないので特に選んだ理由はありません。ということでダウンロードしたのは以下のファイル
- x86_64-4.8.2-release-posix-seh-rt_v3-rev2.7z
「External binary packages (Win64 hosted) / MSYS (32-bit)」に移動して、私は以下をダウンロードしました。
- MSYS-20111123.zip
2. 環境整備
次に使いやすくしておきます。Linuxの文化になじんでいないためあまりよくわかりません。とりあえずいろんなサイトみて、以下のような準備をしておきました。- minttyを使ってみようかと思いますので「--mintty」で起動するショートカットを作成。
- HOMEディレクトリを変更する場合、環境変数HOMEに指定するとシェルが起動したときのホームが変わります。
- 日本語表示と入力に対応したいので.inputrcの該当箇所を以下に書き換えます。
set kanji-code sjis
set output-meta on
set convert-meta off - マウント設定してパスを参照しやすくします。
C:\bin\mingw64\msys\1.0\etcにfstabファイルを以下の内容で記載します。(サンプルファイルが同フォルダにありました。)
C:/bin/mingw64 /mingw - 最後に環境変数とかの設定。まずは.profileにこの程度で。
alias ls='ls --color=auto --show-control-chars'
PATH=.:/mingw/bin:/bin:
なお主に参考にさせていただいたサイトはこちら。