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2016年3月7日月曜日

ようたの課題②の続き

②の話が長引いたので二つに分けてます。一応①のおさらい含めて過去の投稿はこちら。

前回の②の話でようたヒアリングの結果、メンタル部分について考察してきました。
でもやっぱり技術的な部分も考えてみたいと思います。
あくまでもメンタル部分とは切り離して考えます。

私自身がフットサルしてるときのことを思いだしながら考えてみると、ドリブルを開始するタイミングはだいたい以下のパターンに絞られます。
  1. パスを受けて敵がプレッシャーをかけてこないとき
  2. 味方が動き出してくれなくて孤立してしまったとき
  3. シュートまで持っていきたいとき
  4. 遊びたいとき 笑
他にもあるのかもしれませんが、私はドリブラーではないのでこれくらいしか思いつきません。
なので、まずはそれぞれをようたに当てはめて考えてみることにします。

まず1番目。前を向いているときはようたもドリブルをはじめますね。まー普通のことですからね。
でも前を向いてプレーできているときは、非常に効果的な攻撃を組み立ててくれていると思います。(ちょっと親目線ありw)
最近では長い距離をドリブルで上がっていくことも増えてきました。今までのようたにはあまり見られなかったプレーなのでそれなりに成長しているのかもしれません。
ただ後ろを向いているとき・・・、うーん、振り向こうとするのをあまり見た記憶がありませんね。まずここに問題を感じます。(問題A)

次に2番目。うーん、すぐに前に蹴りだしていることが多い気がします。これは美晴だと前に強力な2トップがいるからそういう癖がついてしまったのかもしれません。ここにも問題抽出ですね。(問題B)
次に多いプレーは後ろに戻すバックパス。これ自体は悪いプレーではありません。スクールでも無理ならやり直そうということを常々指導されてますしね。

次に3番目。これが五年生になってぐっと減りました。
三年生から四年生のときには結構重要な試合ではそれなりに点を取っていたのでそれほど気にならなかったのですが、五年生になりポジションが一列下がってからというもの、ほとんど積極的にシュートに持っていくことがなくなってきました。これは大きな問題です。(問題C)

最後に4番目。ちょっとふざけてリストアップした感もありますが、ようたには遊び心が感じられないですね。
私が思うにサッカーは戦いという面もあれば、騙し合いという面もあると思っています。そんなときにこそ必要なのが遊び心じゃないかなと。ネイマールを見てるとよく思います。これは問題という訳ではありませんが、是非心に余裕を持って覚えたての技を試すとか、トリッキーな技を試すとかができるといいなと思います。


ということで、問題A~Cについて改善策を考えてみると、(括弧内は改善できる問題点候補)
  • まわりの状況確認をちゃんとすることで振り向けときは振り向く(A)
  • ボール方向に対して半身を維持して視野を確保する(A、C)
  • 自らボールを動かすことでパスコースを作る(B)
  • まわりに指示を出すことでパスコース/ドリブルコースを作る(B)
  • 常にシュートを意識してプレーする(C)
  • ファーストタッチで足元にボールを置かない、敵よりも遠く自分が次のプレーをしやすい場所へ(B、C)
これくらいのアプローチで改善を試みるとだいぶ成長する気がします。ただ子供にはいっきに多すぎる感もあるので、どこから着手するかですね。やはり常に背中方向も含めて状況を確認することと、ファーストタッチを大事にすることを集中的に向上させることからかな。

ただ問題は、スクールにしろチーム練習にしろ選抜練習にしろ、ポゼッション練習が多く、対人練習が少ないことですね。
全体としてそこに時間を割きたいのは分かりますし、仕方ない面もあると分かりつつも、結局は一昨日のように試合になると個の部分を言われてしまう訳ですし、またそもそも子供それぞれで課題は異なるので、ようたみたいな子には特に対人練習の時間も作れるといいんですけどね・・・。

ようたが小さいころはプライベートな時間もそこそこあったので、自宅マンションの中庭で私と二人で個人練習を結構やったものですが、今は平日は塾、週末はチームで試合が多く、ほとんど個人練習はできない状況。

何かいい方法ないかなー。